酵母の力で毎日イキイキ

病原菌と呼ばれる酵母

白癬菌

一般的に酵母と呼ばれるものは、出芽酵母と呼ばれるものの一種(サッカロミセス・セルビシエ)のことを言います。けれども酵母は、広い意味では単細胞の真菌類の総称であり、この真菌類の中には人間に益を与えるものもあり、逆に害(病気)を与えるものもあります。

害を与えてしまう真菌の代表が「白癬菌」です。夏や梅雨の時期、足の裏が蒸れる季節など、とくに目立つ皮膚病です。この白癬菌が引き起こす病気は「水虫」この水虫は足の裏の皮膚や足の指だけでなく、足の爪や頭部にも感染し様々な皮膚病を引き起こす、やっかいな真菌です。

この白癬菌は、皮膚の角質や皮下組織を侵すことによって炎症や水疱を起こします。この病気が治りにくい原因は、足の皮膚に感染した場合、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)以上のスピードで皮膚を侵すため、自然に完治させることが出来ないことです。水虫の治療には抗真菌薬が処方されますが、数週間使用して水虫が治ったと思い勝手に使用を中止すると、すぐに再発してしまうという問題点があります。水虫治療は根気が必要なのです。

さらに感染力が弱い白癬菌ですが、感染者が使用したスリッパやマットに白癬菌が付着した皮膚が落ちると、それが非感染者の足の裏に付着することで感染が拡大します。家族に水虫の患者がいる場合、スリッパやマットは別にした方が安全です。

一度この菌に感染すると完治に時間がかかります。くれぐれも感染者のスリッパは使用しないように、そして足の裏は清潔にするように心がけましょう。