酵母の力で毎日イキイキ

酵母について

酵母と人間の歴史

ビールの起源は諸説ありますが、起源前4000年以上前のシュメール文明にまでさかのぼるといわれています。それを裏付ける証拠は、当時のシュメールの人々が、粘土板(モニュメント・ブルー)に楔形文字でビールづくりの様子を描いていたからです。

今のビールの製造法とは異なっていましたが、これが最古のビールつくりの記録と言われています。起源前という古い時代から、人類と酵母との関係は始まっていました。

ワインの歴史はさらに古く起源前6000年前のものと思われるロールシール(ワインの壷を粘土で塞ぎ、その上に刻印をするもの)が発見されています。アルコール自体は人類が出現する以前から存在していました。そして、そのアルコールの存在を、経験や知識によって人間が手にすることは、自然な流れだったのかもしれません。

ですからお酒(酵母)と人間との歴史は、非常に古いことが分かります。日本人と酵母との歴史も古く、日本人には馴染みの深い米を主原料にした「日本酒」は弥生時代に始まったと考えられています。その当時の日本酒の作り方は今の醸造方法とは違い、人間の唾液に含まれる酵素のなかの「野生酵母」で発酵させていたとされています。

他にも日本人に馴染み深い焼酎や醤油・味噌・お酢など、酵母の力なくして、日本食の発展はなかったと言っても過言ではありません。今は、酵母を人工的に培養する技術も進み、さらに食品以外の分野への、酵母の利用も日々研究されています。酵母の可能性は留まることなく、さらに広がっています。