酵母の力で毎日イキイキ

酵母の種類

ビール酵母

ビール酵母とは、ビールの醸造に最も適した酵母のことです。ビール酵母には「エール酵母(上面発酵)」と「ラガー発酵(下面発酵)」の二種類があります。

エール発酵は、発酵が進み、発酵液の表面に浮かび上がってくる酵母を利用してビールを醸造することです。そのため「エール発酵(上面発酵)」と言われています。エール発酵では12~20℃の常温でアルコールが生み出されます。

逆に発酵が進むとタンクの底に沈む酵母を使ってビールを醸造することを「ラガー(下面発酵)」と呼ばれています。発酵温度は0~10℃程度で、比較的低温でもアルコール発酵が起こります。酵母がその発酵の役目を終えるとタンクの底に沈み込みます。現在ビールの製造方法は、このラガー発酵が主流になっています。

ビール酵母はアルコール濃度が6パーセントを超えると活動を止めてしまうため、ビールのアルコール濃度は5~6パーセントの範囲となってしまいます。アルコール濃度10パーセントや20パーセントのビールが存在しないのは、ビール酵母のもつ性質によるものです。 また上記エール発酵やラガー発酵とは違う、自然発酵ビールというものもあります。これは発酵時に酵母を加えず、醸造所内の空気や微生物を利用して作られるビールです、酵母の培養技術が確立されるまではこの製法でビールが作られていました。木樽の中で2年近く発酵させるため強い酸味が特徴です。

このビール酵母は栄養分が豊富で、しかも比較的低コストで作れることから、ビール醸造以外にもサプリメントとして利用されています。